天使のようなインナーチャイルド
自分の気持ちに正直に生きよう、
そう決めて、すぐに上手くできるほど簡単ではなかったけれど、最近になってようやく板についてきたかな、と思う瞬間があります。
何かをしていて、ふっと湧いてくる嫌な気持ちに、「あ」と気が付く。
今、嫌な気持ちが湧いたな~ なんだろう、原因を探るような意識が働くけれど、今はそこを掘り下げるよりも、ブログを書くのに集中していたいの、とか(笑)
その時々で優先したい順位もあるから、いつもいつも、自分の気持ちを見つめているわけではありません。
でも、ふっと湧きあがってきた気持ちは、気が付いてあげるようにしていたら、ずっと前からここにいるよね?と、気が付いていたんだけれど、なかなか姿を現してくれなかった、インナーチャイルドが先日ようやく顔をだしました。
白いノースリーブのワンピースに背中には小さな羽根が生えている。
まるで天使のような姿の小さなチャイルド。
でもその手に握りしめているのは、不釣合いなほど大きな日本刀。
刃先は真っ赤な血で濡れていました。そして 大きく見開いた目からは、赤い血がダラダラと流れていました。
あぁ・・・
いろんなことが一瞬でピンときて、その姿を見た時、涙がふいにこみあげました。
小さな身体で刀を振り回して、一生懸命 私を守っていてくれたんだね。
だけど、そうやって誰かを傷つけることが、とても辛くてたくさんたくさん、泣いていたんだね。 涙が血に変わるくらい、傷ついているんだね。
天使のような、私のチャイルド。
刺された傷も、刺した傷も、私の中の出来事。
ごめんなさい。もう、そんなことはしなくていいよ。今まで守ってくれて、本当にありがとう。 チャイルドの手を握ったら、その感覚があまりにリアルで驚きました。
子供を育てた経験が、そう思わせるのか?
いや、ちがう。この手は息子の手でも、娘の手でもない、やっぱり、私の手なんだね。 その手をぎゅっと握ったら、胸の奥がじんとして、涙がこぼれました。
それ以来、そうやって時々チャイルドと手を繋いで空を眺めたり、景色を眺めたりして。 手を握るたびに、私は涙があふれてきたけれど、 チャイルドの目から流れていた血は次第に乾き、今は顔にこびりついています(笑)
今度、お風呂に入れてあげよう。
まだ、何もしゃべらないし、笑わない。
でも、 「きれいだね」とか、「きもちいいね」という言葉をかけると、頷くようになりました。
いつか、笑える日がくるといいね。
ちゃんとその日まで、一緒にいるよ。
だから、大丈夫。手を繋いでいようね。