Faveur

ファブール 【花の恵みに寄り添うくらし】 バッチフラワーレメディ 

魂の指し示す道 【ワイルドオート】

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たくさんの、恐れの中で、迷いの中で、私たちは生きてきました。
ワイルドオートのレメディは、進むべき方向が分からなくなった時、従うべき道へといざなってくれるレメディです。

 

自分がこの先、どう進んでいったらいいのかわからなくなってしまった、そんなふうに、人生というた旅の途中で迷子になってしまった時、ワイルドオートのレメディがサポートしてくれます。

 

本来、イネ科の植物は風通しの良い広大な地を好みます。

風に任せて花粉をまき、広く、広く、自分の種を飛ばすことができるからです。

 

その中にあって、ワイルド・オートは、薄暗く湿った日の当たらない林縁を好んで生えています。進化の途中で、どこでどう道を違えたのでしょう。

丈高く伸びた先に、大きな穂をつけて、まるで、うなだれるように頭を下に向けて・・・わずかな風にも頭を揺らしながら、どんな思いを巡らしているのでしょう。

もしかしたら、ワイルドオートのレメディが必要な人は、

 今自分がいる場所は、本来自分がいるべき場所ではない、と感じているのではないでしょうか。

植物の生育する環境や、その場所で生き抜く姿は、レメディを必要とする感情と重なる部分があるのでしょうか、植物の中に同じような想いを見る時、とても不思議で、感動します。

 

ワイルドオートのレメディが必要な人にとって大切なのは、今自分がいる場所の中で方向性を見つけていくことです。

薄暗い湿地に佇みながら、自分の種をどこへ飛ばそうかと思案しているワイルド‐オートも、方向さえ見いだせればその種を風に飛ばすことが出来るのです。

 

ここで大切なのは、ワイルドオートのレメディが指し示す道が、何か特定の職業や生き方を示すわけではないということです。
与えられた仕事、与えられた境遇の中で、何を信じ、何を求めているのか、自分の中に答えを見出すこと。世間体や、責任、立場、そういうものが覆いかぶさって、見えなくなっている、本当の自分自身の望みは何なのか・・・

 

例えば、デザイナーという職が自分の天職だと感じている二人の人がいたとします。


1人の人は、無から形あるものへ、私たちの想像を超えるようなものを『創造する』というかたちで己の美徳を発達させるかもしれません。
でも、もう1人の人は、『より丈夫で動きやすく、デザイン性にも優れ、しかも安価な値段で手に入る洋服や装飾品を創り出す』という形で社会に貢献するのかもしれません。

何がいいとか、悪いとかは関係ないのです。

 

ワイルドオートのレメディは、私たちの魂の一番純粋で清らかなところに向かって、静かに語りかけます。


「どんなふうに生きたいの?」「何がしたいの?」と。

 

私たちは、誰でもない、自分の中から湧き上がる「想い」や、直観によって、従うべき方向を知るでしょう。

それがワイルド・オートの働きです。

 

最後に、『汝自身を癒やせ』の中から、バッチ博士の言葉を引用します。

 

最も卑しい身分も最も高貴な身分も、すべての枝に生命が配られなければならないのです。

私たちの運命を知る神が私たちに最も合った役目を与えてくれます。

私たちに求められているのは、楽しく立派に義務を遂行することです。

工場のベンチにも聖人はいます。

修道会の高位の僧侶達の中にいるのと同様に、船の機関室にもいます。

この地上の誰も実行できる以上のことは要求されません。