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ファブール 【花の恵みに寄り添うくらし】 バッチフラワーレメディ 

親の役割

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私も、未熟ながらひとりの親として、悩み、戸惑いが多くあります。

自分のインナーチャイルドを癒やしながら、自分自身がいかに愛に飢えた子ども時代を送っていたのか、ということ。そしてその経験(思いの擦り込み)が、結婚の失敗にも繋がっていたことなどを自分自身が認めてからは、このような、本当の愛を知らない自分が子供を育てて良いのだろうか、と思い悩んだこともありました。

『汝自身を癒やせ』の中でバッチ博士は、「親は、子供自身が、将来、親としての役目を果たすために、できるだけ適した人間になるように育てる義務がある」と言っています。

親としての役割を果たすために適した人格とは?

考えれば考えるほど、難しい問いかけですね。

でも、案外、答えはシンプルなのかもしれません。

 

 

以下に、バッチ博士の著書『汝自身を癒やせ』から、親の役割についての記述を一部抜粋してご紹介します。

 

親の役割は、神聖な奉仕ですから、神に命じられる他のどんな義務を行う場合とも同等に、いやたぶんそれ以上に尊ばれなければなりません。

これは犠牲的行為ですから、子供にどんな見返りも求めてはならないことを肝に銘じていなければなりません。

その魂が自分の若い人格の面倒をみるようになるまで、優しい愛と保護と導きを与えること、ただ与えることだけが、目的のすべてです。

 

独立心と、個性と、自由は、最初から教えなければなりません。

そして子供が、人生のできるだけ早い段階から、自分で考えて行動するように励まさなければなりません。

親としての管理や口出しは、子供の自己管理能力が発達するにつれて、すこしずつ減らすべきです。そしてもっと後には、子供に対する束縛や、親の義務に関する誤った考えによって、子供の魂の命令を邪魔してはなりません。

 

親であることは、一人からもう一人へと引き継がれる人生の役割です。

本質的に、ある短期間、一時的に導きと保護を与えることですから、その期間が終わったら、その努力を止めて、注意を向ける対象であった子供が一人で自由に進んでゆけるように手放します。

憶えていてほしいのですが、私たちが一時的に保護者となる子供は、私たち自身よりもずっと年長の大きな魂かもしれず、霊的には私たちより優れた存在かもしれません。ですから、管理や保護は、若い人格が必要とするものに限らなければなりません。

 

親であることは、聖なる義務であり、一時的な性格を持ったもので、世代から世代へと引き継がれます。

奉仕以外の何ものでもなく、若い人からどんな見返りも求めません。

若者たちは自由を与えられて、自分自身のやり方で成長し、何年か後には、同じ役割を果たすためにできるだけ適した人間にならなければならないからです。

このように、子供はどんな束縛も、どんな義務も、どんな干渉も親から受けてはなりませんが、親という役割は、かつて自分の父と母に与えられ、次には自分が、それと同じ役割を別に人のために果たさなければならない義務であることを知らなければなりません。

                 ~『汝自身を癒やせ』より~